動脈硬化 動脈硬化

動脈硬化

動脈硬化とは

動脈硬化とは

動脈硬化は血管の壁が厚くなり、弾力性を失って硬くなる現象です。健康な動脈は柔軟性があり、心臓のポンプ作用に合わせて拡張と収縮を繰り返すことで、全身に効率的に血液を送り届けています。しかし、動脈硬化が進行すると血管の内腔が狭くなり、血流が悪化することで様々な臓器に深刻な影響を与えます。

動脈硬化は加齢とともに起こりうる現象ですが、生活習慣病や喫煙、ストレスなどの危険因子により著しく加速することが知られています。特に現代社会においては、食生活の欧米化や運動不足による若年層の動脈硬化の進行が大きな問題です。

松原市・阿保・河内松原駅の清水医院では、動脈硬化の早期発見と進行予防に重点を置いた診療を行っています。健康診断で動脈硬化の指摘を受けた方は、症状がなくても早期にご相談いただくことをおすすめいたします。

動脈硬化が引き起こす重大な疾患

心疾患

心臓を栄養している冠動脈に動脈硬化が起こると、心筋への血流が不足し狭心症を発症します。さらに進行すると冠動脈が完全に閉塞し、急性心筋梗塞に至ります。これは生命に直結する緊急事態であり、迅速な治療が必要となります。

脳血管疾患

脳の血管に動脈硬化が生じると、血流不足による脳梗塞や、血管壁の脆弱化による脳出血のリスクが高まります。これらの疾患は重篤な後遺症を残す可能性があり、患者様の生活の質(QOL)に深刻な影響を与えます。

動脈硬化の原因

生活習慣に関わるもの

生活習慣病

高血圧症、糖尿病、脂質異常症は動脈硬化の三大危険因子です。これらの疾患は血管壁に持続的なダメージを与え、動脈硬化を著しく促進させます。

日々の生活習慣

喫煙は動脈硬化を加速させる重要な危険因子の一つです。また、運動不足、過度のストレス、不適切な食生活も動脈硬化の進行に大きく関与します。

遺伝的なもの

加齢や家族歴などの遺伝的な要因も動脈硬化の原因です。これらの要因を持つ方はより積極的な予防対策が必要となります。

動脈硬化の進行を予防するために

食事療法

食事療法では、野菜や良質なたんぱく質を摂ることを中心とし、過度な脂肪分や塩分の摂取を控えた食事により血管の健康を維持します。

運動療法

運動療法では、有酸素運動を中心とした無理のないプログラムを、患者様の体力や既往歴に応じて個別に設計いたします。定期的な運動は血流改善と血管機能の向上に効果的です。

薬物療法

生活習慣の改善に加えて薬物による治療を要すると判断した場合、患者様の状態に応じて薬物療法を検討いたします。動脈硬化の進行抑制に有効とされる薬剤を、患者様のライフスタイルや他の疾患との兼ね合いを考慮して慎重に選択します。

その他

禁煙は動脈硬化予防において極めて重要であり、患者様の意向を尊重しながら段階的な禁煙支援を行います。また、ストレス管理や十分な睡眠の確保についても具体的なアドバイスを提供いたします。

動脈硬化が心配な方へ

動脈硬化が心配な方へ

動脈硬化は適切な管理により進行を遅らせることが可能です。すでに動脈硬化が進行している場合でも、治療により安定化を図り、重篤な合併症の発症を予防することができます。

当院では、定期的な検査により動脈硬化の状態を継続的に監視し、治療効果を客観的に評価いたします。動脈硬化でお困りの方、生活習慣病をお持ちで将来の血管病変が心配な方、ご家族に心疾患や脳血管疾患の既往がある方は、予防のために早期から取り組むことが重要です。

血管の健康維持について、ぜひ清水医院までお気軽にご相談ください。患者様の血管を守り、健康で充実した毎日を送っていただけるよう、全力でサポートいたします。

072-331-0705