いぼ痔とは

いぼ痔は、肛門周辺の血管が膨らんでいぼ状になった状態です。正式には痔核(ぢかく)と呼ばれ、痔の中でも多いタイプです。いぼ痔は肛門の内側にできる「内痔核」と、肛門の外側にできる「外痔核」に分けられます。それぞれ症状や治療法が異なるため、適切な診断が重要となります。
いぼ痔は適切な治療により症状の改善が期待できる疾患です。初期の段階では薬物療法により症状をコントロールできることが多く、生活習慣の改善と併せて行うことで良好な結果が得られます。
松原市・阿保・河内松原駅の清水医院では、患者様のプライバシーに配慮した診療環境で症状の改善を図っています。お尻の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
いぼ痔の種類
内痔核
肛門の内側にできるいぼ痔です。初期の段階では痛みを感じることは少なく、出血が主な症状となります。進行すると排便時にいぼが外に出てくるようになり、手で押し戻さなければならない場合もあります。
外痔核
肛門の外側にできるいぼ痔です。血栓ができると急激に腫れて強い痛みを伴います。見た目にもわかりやすく、患者様自身で発見されることが多いタイプです。
いぼ痔の原因
- 便秘・下痢:排便時のいきみや頻繁な下痢により肛門部に負担がかかります。
- 長時間の座位:デスクワークや長時間の運転により肛門部の血流が悪化します。
- 妊娠・出産:胎児による圧迫や出産時のいきみが原因となります。
いぼ痔の症状
内痔核の症状
排便時の出血が主な症状です。鮮血が便に付着したり、便器に滴ったりします。痛みはほとんど感じませんが、徐々に進行すると排便時にいぼが外に出てくるようになります。軽度であれば自然に戻りますが、進行すると手で押し戻す必要が生じます。
外痔核の症状
血栓性外痔核では、突然の激しい痛みと腫れが特徴的です。座ったり歩いたりする際に強い痛みを感じ、日常生活に支障をきたすことがあります。見た目にも青紫色に腫れたいぼが確認できます。
いぼ痔の治療
薬物療法
症状や病状に応じて、軟膏や坐薬といった外用薬や必要に応じて内服薬を処方いたします。便秘が原因の場合は、便通を改善する薬剤も併用します。
提携病院との連携
保存的治療で改善が見られない場合や重症例については、適切な医療機関をご紹介いたします。手術が必要と判断される場合も、患者様に最適な治療を受けていただけるよう連携いたします。
日常生活でのポイント
便秘の予防
食物繊維を多く含む食品を摂取し、十分な水分補給を心がけましょう。規則正しい排便習慣を身につけることが重要です。
正しい排便習慣
長時間いきまず、自然な排便を心がけることが大切です。排便後は清潔に保ち、強くこすらずに優しく洗浄します。
座位時間の調整
長時間の座位を避け、定期的に立ち上がって血行を促進しましょう。
お尻のお悩みは安心して当院へ
いぼ痔は多くの方が経験する身近な疾患で、適切な治療により症状の改善が期待できます。早期に治療を開始することで症状の悪化を防ぎ、日常生活の質を維持することができます。
当院では、患者様のプライバシーを最優先に考え、リラックスして受診していただける環境を整えています。外用薬を中心とした治療により、多くの患者様で症状の改善を実現しています。
お尻の出血、痛み、腫れなどの症状でお困りの方、便秘や排便時の不快感が続く方などは、症状の程度に関わらず、安心して当院へご相談ください。