やけど やけど

やけど

やけどについて

やけどについて

やけどは、熱や化学物質、電気などによって皮膚や粘膜が損傷を受けた状態です。日常生活では料理中の熱湯や油、アイロン、ストーブなどによるやけどが多く見られます。軽度のやけどは適切な処置により良好な経過をたどりますが、処置が不適切だと感染や傷跡の原因となるため、正しい対応が重要です。

やけどの重症度は損傷の深さと範囲によって決まり、軽度であっても広範囲にわたる場合や、重要な部位(顔、手、関節など)に生じた場合は細心の注意が必要となります。やけどを負った際は自己判断せず、まずは清水医院へお越しください。

やけどの程度による分類

Ⅰ度のやけど

皮膚の浅い部分のみが損傷された状態で、赤くなって軽い腫れとヒリヒリした痛みを伴います。日焼けもこの範疇に含まれ、通常は数日で自然に治癒し傷跡も残りません。

Ⅱ度のやけど

皮膚のより深い部分まで損傷が及び、特徴的な水ぶくれが形成されます。強い痛みを伴い、治癒には約2週間を要します。

Ⅲ度以上のやけど

皮膚の全層が損傷された重篤な状態で、患部は白っぽくなったり焦げたりしたような外観を呈します。神経も損傷されるため、むしろ痛みを感じないことがあります。緊急で専門的な治療が必要となる重症なやけどです。

やけどに伴う合併症

細菌感染

やけどにより皮膚のバリア機能が破綻すると、細菌感染のリスクが高まります。患部の発赤、腫れ、膿の形成、発熱などが感染のサインです。特に広範囲のやけどでは全身への感染拡大に注意しなければなりません。

瘢痕・ケロイドの形成

治癒過程で瘢痕組織が形成されることで、組織が盛り上がったり引きつれたりすることがあります。関節部分では可動域の制限を引き起こす可能性があり、機能的な問題となることもあります。

やけどの治療

応急処置

やけどの程度と範囲を詳しく評価し、適切な初期処置を行います。汚染除去、十分な冷却、感染予防を目的とした洗浄と消毒を実施いたします。

薬剤の処方

やけどの程度に応じた薬剤を選択し、良好な皮膚環境を保ちながら治癒を促進します。感染予防と痛みの軽減を図りながら、新しい皮膚の再生をサポートいたします。

提携病院との連携

広範囲のやけどや深いやけど、顔面や関節部分のやけどなど、専門的な治療が必要と判断される場合は、適切な医療機関を速やかにご紹介いたします。

やけどの予防や応急処置

家庭での予防策

料理中は長袖の着用、鍋つかみの使用、子供の手の届かない場所への熱源の配置などが効果的です。入浴時の湯温確認、ストーブ周辺の整理整頓も重要な予防策となります。

適切な応急処置

やけどを負った際は、まず患部を流水で十分に冷却することが重要です。衣類を着ている場合は衣類ごと流水で冷やしましょう。

受診の目安

広範囲のやけどや深いやけど、顔や手足の関節部分のやけど、化学物質や電気によるやけどは、軽度に見えても専門的な評価が必要です。判断に迷う場合も当院へお越しください。

やけどを負った際は当院へ

やけどを負った際は当院へ

やけどは身近な外傷ですが、適切な初期対応が治癒の結果を左右する疾患です。軽度と思われるやけどでも、クリニックを受診してきちんと治療を受けるようにしましょう。

松原市・阿保・河内松原駅の清水医院では、やけどの程度に応じた適切な治療を提供し、患者様の痛みの軽減と機能的・美容的に良好な治癒を目指しています。応急処置から継続的なケアまで、一貫したサポートを行います。

熱湯、油、アイロンなどによるやけど、化学物質による皮膚の損傷、治癒過程での心配事など、やけどに関する様々な症状でお困りの時は当院までお越しください。

072-331-0705